１階のコ−ヒ−ショップからケ−キの香りが漂ってくる。若い女性客多い。店名のカンバンが一階上の壁全体に取り付けられている。その黄色のデザイン文字『ＧＢＣ』がライトアップされている。 　GBCのパンフレット 両開きの重たい木製のドア−を押して店に入った。ウエイトレスが「レストランは２階へ」と言った。テ−ブルに座っている客達を「チラ」と横目で見ながらへ進んだ。　 　木製の古い階段がある。「ギー、ギー」と音をたてながら上った。二階は２人用からグル−プ用のテ−ブルがある。黄白色の間接照明でほのぼのとした光で、目も疲れず心が休まる。２０人位の客で中年のカップルが多い。２〜３人の若いウエイトレスが機敏に働いてる。その内の一人が「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ」と部屋の奥に案内してくれた。