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 所々に古い威厳のある教会がある。Malone RoadからEglantine Avenuに入った。赤レンガ造りの3〜4階の建物が多い。ほとんど連棟式で建坪は50坪ぐらいだ。前庭があるが狭い。表札と番号を見ながら進んだ。レンガ造りの連棟式の住宅が緩やかな下り坂の両側に並んでいて街全体静かだ。この通りにもsale、renntの看板の空家が多い。B&Bはすぐにわかった。ベルを押すと50歳ぐらいの小柄な品のいい女性が出てきた。インフォメーションセンタでもらった書類を提示して、「渡辺です、よろしく」と挨拶をした。「こんにちは、お入りください」と中に案内してくれた。

奥にテーブルが3台のこじんまりした食事室兼応接室がある。彼女は3Fの部屋に案内してくれた。テレビ、バス、ベッドの綺麗な部屋で窓から周囲の家が見えている。3階建てレンガ造りの家が並んでいる。彼女は部屋の案内をして「明日の朝食は何時がいいですか」と尋ねた。「7時半から8時ぐらいで…、2日間お願いします」と彼女の顔を見た。「明日は、Shankillに行くのですが、安全なんでしょうか」と尋ねた。少々硬い表情で「大丈夫です。Shannkillにかぎらずどこも安全です」と答えた。「shannkill、安全ですか」の2語に対して、彼女の「返事」のニュアンスがダブリンのアンナさんとは明らかに違うように感じた。彼女は風呂の説明をして鍵を渡して出ていった。疲れているので寝ることにした。

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