TOP 2日目 Shankill    
     「紛争地帯 FALLS ROAD からShannkillへ」
 朝、窓の外を見るとうす曇りだ。この季節は雨が多いのだろう。「おはようございます」と中に入ると、すぐに奥から「おはようございます」と彼女が出てきた。トースト、ハム、卵、コーヒを頼んだ。すでに、1組のカップルが食事中であった。彼らに軽い挨拶を交わした。食事後、軽いバッグにカメラ、傘を持ってB&Bを出た。うす曇だ。気分はいい。LISBURN ROADからSUNDY ROWに入った。ここは裏通りで古い町並みだ。広くない道路の両側には酒店、パン屋やなど店の入った2〜3階建てのビルが並んでいる。右手遥か前方に15階建てのUeropa Hotelの上部が見えている。時々小型車が通り過ぎていくだけで信号も人の姿たもない。2〜3階だての住宅が道路から奥の方にきちんと並んでいる。壁に「独立」、「開放」などの「落書き」が壁に黒い墨で書かれている。少々、異様さが感じられてきた。

 空き地の壁に大文字で声明文が書かれている。かなり以前に書かれたのか色あせている異様な雰囲気だ。前に進むことにした。数軒の住宅の門にウルスター、ユニオンジャクの旗が掲げられている。「ここは、イギリス」だと言いたいようだ。「紛争地帯」に近づいたようだ。酒店の中を見てみたら、店番の「奥さん」と眼があってしまった。「怪しいそうだ」との目つきで見られてしまった。「怪しいと」思われるのはいやだから、「オペラハウスはどう行けばいいんですか」と愛想よく訪ねておいた。前方の交差点の一角に石造りの大きな建物がある。そのレンガの壁にらせん状の鉄条網が張られている。舗装された上り坂を登って行くと下に鉄道が走っている。それはEarope Hotelの方向に伸びている。      
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