  
LINK(高速)道路に入り先日のShannkillの横を通過した。今日も曇っている。高速道路はM6、A2などの「国道名」が案内板に書かれている。すぐに小高い山並みのある田舎に入った。80kmのスピードで緑一色の農村地帯の中を延々と走る。日本の山と違って木がなく牧草や雑草の緑の山である。Magheraの手前で車線が減少しスピードがダウンし少々渋滞した。LD48の標識で多くの車が出て行き渋滞が解消された。バスはさらにデリーに向かう。山の上り坂に追い越し車線が設けられている。低速のトラックを90kmで追い越した。後ろの座席で携帯で話続けていた若者達が、バス停でないMagheraの近くで降りた。あらかじめ運転手に「降りる場所」を告げていたようだ。1km程向こうに人家が点在している。しかし、彼らの出迎えは無くとぼとぼと歩いている。
次のDungiven迄は険しいカーブのある丘陵地帯で羊の放牧と農家が点在している。急に前の2~3台の車が停車した。羊の群れが国道を占拠して移動している。2人の羊飼が、少々焦りながら先導している。思うように羊達は移動しない。この辺りは「普通の道路」で区切りもセンターラインもない。やっと50mほど先の牧草地に移動させたいようだ。バスは10分ほどで動き始めた。しばらくすると丘陵地帯が終わり下り始めた。4方向のロータリーに入ったが信号はない。小さい町だ。デリーが近づくにつれ信号のある交差点になった。此処まで「町」はなく「村」程度が点在していた。大きな川に沿ってデリーの街に入った。鉄道駅デリーの横を通過し橋を渡る。前方に小さな城郭都市が見えている。川はダブリンのレフィーの川幅より広い。橋を渡り右に曲がるとすぐにバスセンターに着いた。
 |