朝のケネディーパーク
 コリブ川まで行ってみたい。しかしこれ以上進むのは止める事にした。先ずB&Bの予約をしておかないと、本当に「野宿」になる。i の建物は小さいく古い。1階はゴ−ルウエイの特産物店が、奥にアラン島行き汽船の案内所がある。客は少なく若い女性係員が一人椅子に座っている。i は2階で、階段に「インフォメ−ション・センタ−」と案内されている。上がる前に島のパンフレットを貰う為奥の案内所に行った。カウンタ−近くに、黒髪の若い女性旅行客がいた。その彼女の右横から、カウンター上のパンフレットを貰った。
 
 写真:1996年発行


今は高速の新鋭フェリーが就航しているだろう。ロサビールなどゴールウエイ以外の港からもフェリーが出ている。



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 パンフレットを見ていると、僕の方を振り向いた彼女は、「日本からですか」と声を掛けてきた。まさか、日本人だと思っていなかったので驚き躊躇したが、「そうです」と答えた。普通の若い女性だが、どこか心を引く魅力がある。「これから、どこに行くんですか」と聞くと、「ダブリンから日本に帰ります」と笑顔が綺麗だ。彼女は「お元気で」と頭を下げて出て行った。彼女は学生のようで、リュックサックを背負いジ−パン姿。そんな彼女を見送りながら、心の中で「元気でね」と言った。僕の次女と年の変わらないお嬢さんだ。案内嬢が「何かご用でしょうか」と尋ねてきた。「日帰りでも行けるんですか」と聞くと、「船は朝の10時に港を出ます、2時間で島に着きます。それから、夕方の出発まで島を散策可能」と案内してくれた。