TOP2日目Shankill 市内 観光バス
               
カントリー ウエスタン
  喫茶店の前で3人の中年グループがバンジョウ、ギター、ベースを奏でている。かなり上手だ「プロ」だと思った。通行人は聞き流ながら通り過ぎていく。「聴衆」は若い金髪の綺麗な女性の2人連れで低いレンガの壁に腰掛けている。僕は壁にもたれて聞いていた。彼らの前にギターのケースが置かれている。彼女達と僕が硬貨を丁寧に入れた。バンジョウを弾いている男が「ありがとう」と会釈をした。彼らの音楽を聴きながら、城の中心The Daimondから、Bishop’s Gateに向かうことにした。まだ音楽が聞こえている。突然その時、けたたましいサイレンとともに1台の装甲車がBucher Gateの方に走って行った。金網が張られた「鉄格子」の灰色の車だ。中には小銃ヘルメットの機動隊員が見えた。サイレンは城壁内に聞こえるだろう。

 POLICEと書いているが機動隊のようだ。目の前でこの車を見たのは最初だ。ベルファーストでも遠くに何台かは見た。映画「Nothing personal」の車と同じだ。あの暗く陰険な争いの場面が思い出された。久しく晴れていたのだが曇ってきた。城壁の回廊で1枚写真がほしかった。ちょうどポシェットをつけた2人連れの婦人がきたのでシャッターの依頼をした。「一緒に写しませんか」と言ったら「私が入ってあげる」とおどけながら、横の彼女にカメラを渡して、僕に並んでくれた。「どこからですか」と僕、「ブリテン」だと彼女が言った。城壁を出るとPUBが並んでいる。城壁の外も2階~6階と中高層の古いビルが並んでいいる。i センタで貰った住所を見ながらB&Bへ向うことにした。WaterLoo PlaceからStrand Roadに来た。人も車もまばらで静かな小都市である。

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