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                  パブ&レストランBeketts
 
1時過ぎ、近代的デパートFoyleSide Shopping Centerの近くのパブ&レストランBekettsに入った。「4.5ポンドの日替定食」のメニューが手造りの黒板にチョークで書かれている。今日はカウンターに座ることにした。カウンターの中に恰幅のいい親父と若い男女の店員がいる。ギネスとポテトサラダを頼んだ。彼女はなかなかの美人だ。栗色の髪を後ろで結んでいて口紅もいい。座った場所がビールの蛇口があるところで、彼女は僕の前によく来る。ギネスを差し出した彼女の左手の手首に小さい刺青がある。「本当の刺青ですか?」と少々気使いながら尋ねた。「そうよ」とさり気無く答えた。女性の入れ墨の多いのに驚く。「それは簡単にできるの?」、「簡単よレーザーで焼くの、でも消えないよ」とにっこり微笑んだ。

 内にいた親父さんが僕の前にやって来た。「日本からか」と愛想のよい顔で訪ねた。「そうです、来たことがあるんですか」とおじさんお顔を見た。「いや、でも行ってみたいな」と彼。マスターというよりは親父さんがふさわしい。「たまに日本人がくるよ1人か2人で。いつまで、ここにいるんだい」、「明日には帰ります」と僕、彼は店の奥に入って行った。1時過ぎなのに客が増えてきた。中年の2人のウエイトレスが忙しく動いている。勘定でレジに行くと、マスターが「これ記念にあげるよ」と、店名入りのライターをくれた。「ありがとう」と一礼すると、「またおいで」と言ってくれた。「又来たいな・・・」、「そうかい、じゃ・・・」とにっこり笑った。ギネス2.1ポンドとサラダ2.5ポンドを支払い外に出た。湿度は低くいい気候だ。ジーンズとポロシャツで十分だ。

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